京福電鉄 福井支社 (えちぜん鉄道)


 京福電鉄福井支社の路線は、現在、第三セクターのえちぜん鉄道に引き継がれている。京福電鉄は1942年に鉄道事業を京都電燈から引き継いだ。現在の三国芦原線は三國芦原電鐡として開業した。えちぜん鉄道の勝山永平寺線は京福電鉄越前本線、さらには越前電気鉄道まで遡れる。三国港と現在の芦原湯の町間は戦前は国鉄三国線と三國芦原電鐡が併走する状態であった。北前船で繁栄した三国、北陸本線の開業、国鉄三国線の開業、三國芦原電鐡の開業、第二次対戦中の休止、戦後の復旧等、幾多の変遷を経ている。
 手元に昭和4年1月1日に京都電燈株式會社福井支社発行の「天下の絶勝 東尋坊 三國芦原電鐡圖繪」がある。三國芦原電鉄は昭和4年1月31日に福井口と三国町間、東尋坊口までは昭和7年5月28日に開業している。

 参考文献: 第23回特別展 坂井の鐡道博覧展 北陸本線敷設からえち鉄まで、みくに龍翔館、平成18年8月12日

 旧南海の電車が主力のころ、新福井にて、1974年9月撮影。 
京福電鉄福井支社は、2度の大事故を起こした後に運行停止、2002年に地元出資による第三セクターの新会社、えちぜん鉄道へ移管された。
 南海より転入した2000型。
 東急から譲渡されたホデハ301型、もともとは池上電鉄の車両として製造された。
 1974年9月福井にて。このころは南海電鉄から大型車を購入し、体質改善が進んでいたが、まだ小型車も活躍していた。元三國芦原電鐡のホデハ11型。
 1974年9月、福井駅にて。現在はJRと合わせて高架駅となった。
 
 
三国−三国神社間.
 えちぜん鉄道MC6103。2008年8月、三国にて。
 2012年8月、勝山にて。

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Copyright Tanuchi, All Right Reserved  更新年月日 2024年8月21日